自分の顔年齢、前髪の有無で比較してみた件

・前髪とは…有史以来…

人の印象を作るものは色々とあるだろう
目つき、眉毛、話し方……
所作一つにおいてもその人の印象を作り上げている。
人間とは常に他者の目に晒されて生きている生き物なのだ。
そんな中でもとりわけ見た目の印象を左右する部位がある。
それこそが前髪だ。

就職活動では清潔感や誠実さを演出するために男女問わず前髪を分けたり上げたりで額を曝け出し、留学に行った女は須く前髪をかき上げる異国文化衝動に駆られワンレンに走り出す。
見た目だけで言うと前髪ほどファーストインプレッションを決める部位はそう多くあるまい。

そんな人間の第二の顔とも言えなくもない、前髪を一億と二千年ぶりに切ってきた。

・切るに至った経緯

以前居酒屋にてヘベレケの姉ちゃんに
渋谷凪咲ちゃんに似てると言われたからだ。

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「しぶやなぎさぁ？」

当時の私はしの字も、なの字も存じ上げない女性で

「ははぁーん。この人はドルオタだからニッチなところを攻めてきてるんだなぁ
まぁ話のネタにさせてもらおっと♪」

くらいの気持ちだったんだが、職場の推しさんに笑い話としてこんな子知ってるか？と言うと

え、めっちゃ有名やで。
渋谷凪咲。かまいたちの横に絶対おるで。

となんと社会スタンダードのアイドルだったよう。そんな女に似てると言われた(しかも前後不覚のヘベレケ女に)なんて宣うてしまった私は赤っ恥の泣きっ面。恥ずかしくって顔からは火が出そうでぼうぼうぼう。
推しさんのクソデカディスプレイにはおぼこ可愛い渋谷凪咲氏が天使の微笑みで私を嗤っている。

「お前、ほんまに私に似てる？」

死にたいと思った。ただそれだけだった。
しかし推しさんの一言

「俺この子のこと、結構好きやで」

に背中を押され前髪を切ることを決意。
推しとは常に生き方を左右する罪な生き物である。
はぁーーー、尊い。

今日も元気に生きていてくれてありがとう。

そもそも今回の事件だけではなく、前回美容院にて

「前髪切った方が似合ってますよ！
え、切りたくない……？
いいんじゃないですか？外国の方って似合う似合わないじゃなくて自然に生きてますもんね。
海外風で。」

と暗に

「お前流してんのそんなにやで」

と突き刺されたこともきっかけだった。憧れの吉田朱里貴姉を目指しアラサーここにいざ参る。　

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前髪を切りにサァサァ大阪へ。

・切ってきた

結果。
なんとなくコレジャナイ感。

ワックワクのどっきどきで切りに行ったし、鋏が前髪に入った瞬間は思わず乙女よろしく

「ワァ〜ッ」

なんて子女らしい声も出たものだがいざ切ってみるとうーーーーん。
何ともしっくりこない。

一億年ぶりに前髪を作ったせいかもしれないが、どうもピントがボケたような感覚。本当にこれで推しは可愛いと思ってくれるのか？一抹どころか八抹の不安が胸に去来した。

しかし前髪を切って確実に変わることがある。
それは見た目年齢だ。

冒頭でも申し上げたように前髪は人の見た目を大きく左右する。
前髪の有無で見た目年齢も大きく変わる。

せっかくなので自分の顔で実験してみた。

・自分の顔で顔年齢実証人体実験

自己人体実験でセルフマットサイエンティストとしてこのブログで名を馳せつつある私が使用したアプリはこちら。

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まずコイツをインストールした。
が、何だこのくそアプリ。

全く顔年齢判断しない。

常にエラー、エラー、エラー。
舐めてんのか？このコスパとタイパ戦争時代に無料とはいえどんなけ失敗してローディングするねん。
写真のトリミングを変えたり角度を変えたりと30分の試行錯誤の末、アンインストールに至った。
私の30分を返せ！己の顔面を切り抜く作業の辛さがお前にわかるかディベロッパー！！